新会社法が2006年5月1日に施行されます。
新会社法の施行に伴って、今までとは比較にならないほど、起業しやすくなります。
株式会社も、資本金1円で設立できるようになりました。
これから起業する方にとっては、非常に喜ばしいことかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
会社の設立は、あくまで起業のスタートラインに過ぎません。
つまり、会社法によって会社の設立が簡単になったことは、あくまで、起業の世界への入り口が広がっただけ、ということです。
決して、出口まで一緒に広がったわけではないのです。
ビジネスの世界は、起業してからが勝負です。
会社を設立したら終わり、なんてことはありませんよね。
ビジネスの世界では、「継続」が重要となります。
利益を出し続けるという継続、そして、損失を抑え続けるという継続、このふたつが重要となります。
利益を出し続けることについては、言うまでもありません。
マーケティングや儲けるノウハウの書籍が、書店に溢れかえっていますから、利益を上げたり売上を伸ばすことは、さほど難しくはなくなりました。
ところが、損失を抑えることについてはどうでしょうか?
当事務所には、企業経営者からのさまざまな相談が寄せられますが、残念ながら、企業経営者の多くの方は、なかなか損失を抑えること、つまりリスク管理にはあまり関心を持っていないことが多いようです。
そして、取り返しがつかない状態、つまり、膨大な損失が発生する直前になって初めて気づいているパターンが多いのです。
こうなると、それまで営々として築き上げてきた会社の財産など、一瞬にして吹き飛んでしまうことになってしまいます。
そんなことでいいんでしょうか?
ビジネスの世界で成功したいのであれば、儲けることばかり考えていてはいけません。
自動車も、アクセルばかり踏んでいては、いずれ事故を起こすことになります。
起業家であれば、起業する前から(会社員であれば、もうすでにリスクを抱えていることになります。)、いかにリスクを抑えるかを考えておかなければなりません。
いかにして起業のリスク抑えるか、このサイトを参考に検討してください。